11日(月)のヘッドラインで
「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
(この世の中に桜というものがなかったら、春になっても咲くのが待ち遠しかったり
散るのを惜しんだりすることもなくのんびりした気持ちでいれらるだろうに)
という句をご紹介しました。
1日のほんの数分、数秒でいいから
そんな心持ちで過ごしたいものです。
この句を詠んだのは、在原業平。
平安の世を生きた和歌の名手です。
天皇家の血筋を持ち、眉目秀麗。
非の打ち所のない男前。
が、しかし後の鎌倉時代の書物に
「3733人の女性と関係を持った」
と書かれているそうです。
細かい調査人数に
このような記述をした人物の
人柄がしのばれます。
私の性質とかなり近いです。