受験生の皆さんへ

受験シーズンです。
受験生の皆さん、今がふんばるとき。
よりよい結果だけを考え、突き進んでください。

受験で思いだされるのは、小論文。
私はとある大学の推薦入試を受けることになりました。
問題は課題科目に小論文があること。
それまで小論文なぞ書いたこともなく。
そこで当時の担任教諭が特訓をしてくれました。

特訓、と言ってもただ
「原稿用紙2枚に自由に書いてこい。
 起承転結を忘れずに。」
しばりはこれだけ。
自由ってこんなに苦しいことなのね、と
感じ入った瞬間でもありました。

そこで私が書いたのは
「関根という名前の考察」。
明治になり誰もが名字を名乗れるようになったとき
なぜ私のご先祖さまは“関根”という名に
したのだろうか?
これを考えてみました。

「田中」は田んぼに囲まれた所に住んでいたから。
「倉持」は倉のある暮らしを楽しむお金持ちかも。
などと勝手に仮説をぶち、結論はこうでした。

「関所の近くに大樹がそびえたつ。
 地面からは力強く根が盛り上がっている。
 その根の陰から関所破りを試みようとした
 過去がある。それで関根。」

本番の推薦入試ではもちろん違うテーマで
書いたわけですが、私はその大学に
入学していない、とだけ言っておきます。

でも、私はここにいます。
お昼にタレかつ、食べようと思っています。
受験生の皆さんにも必ずそんな日が来ます。