今日、3月11日 東日本大震災から5年・・・。
同じく中越大震災を経験した小千谷市では、東日本大震災の被災地と深く交流をしています。
3月11日のあの日も、その日の内に市の職員を被災地に4名先遣隊として派遣しています。
小千谷市上ノ山にある。おぢや震災ミュージアムそなえ館。
中越大震災の体験から学ぶ防災学習施設です。
現在、そなえ館では、
東日本大震災の復興を祈念して、東日本大震災から5年
復興祈念企画展「忘れない」を開催中しています。
今回は日本ユニセフ協会、宮城県ユニセフ協会のご協力で5年前の
被災地各地の被害の様子や復興の様子を写真パネルを中心に展示されています。
そして、12年前の中越地震で被災、その後東日本大震災被災地で支援活動を
続けている小千谷の皆さんの活動を紹介するパネルや記録映像の上映なども
行われています。
私も見てきました。企画展の会場に入ると、鳥肌とそして目頭が熱くなりました。
会場を入ってすぐに目に入るこの1枚の写真。
大津波で廃墟になった南三陸町をみつめる。親子の背中・・・。
悲しみ・絶望・・・さまざまな思いが背中から伝わってきます。
被災の状況。その中で過ごした方々のさまざまな様子の写真が展示されています。
そして、記録映像。
日替わりで、3本があります。
福島県「楢葉からの手紙」
宮城県「東松島市からのメッセージ〜震災を語り継ぎ未来を創造するために〜」
岩手県「宮古市津波」
私がいった日は、宮古市の津波映像が上映されていました。
海のすぐ近くに宮古市市役所があります。その4階部分から職員がカメラを回した。
津波到来のなまなましい映像です。
船が流され、車が流され、家が流され、近くを通る車・自転車の人に必死に「津波がきてるぞ!にげろ!!」と
大声で叫んでいる声。
そして、変わり果てた街の姿をみて「すべてが終わった・・・」「なにこれーなにこれー」を
目の前で起きている現実を受け入れられない声。
少し、涙声。と・・・約25分の映像。津波到来のすさまじさを映像で残されています。
とても、平常心では見れる映像ではありませんでした。
そして、小千谷の方々と東日本大震災の被災地との交流の紹介。
東日本大震災 小千谷復興支援年表
これを見ると、小千谷市は地震発生の日。すぐに行動をした事がわかります。
小千谷の「NPO法人おぢや元気プロジェクト」の活動記録。
3月11日の今日、元気プロジェクトのメンバーは震災後から交流をしている
福島県いわき市おばま心の駅に行って、逢いたい人にあえる日になりますように、そして元気になりますように。
と、福島の被災地と交流をしに行かれています。
「クレープハウス星野屋」
東日本大震災の被災者を受け入れた時の様子などを紹介しています。
そして、「復興へ、一歩一歩」
5年たった今の様子を紹介してあります。
今のなお、仮設住宅で生活をされている方。
そして、家族を探している方。などなど、さまざまな思いの5年。
中越大震災や中越沖地震などを経験している新潟。
被災した小千谷市。
地震を経験した方の心の傷は、深く。一生のものだと思います。
でも、私達が出来る事は、その方々の経験を無駄にしない事。
もしもの時に自分がその教訓を踏まえて、どこまで行動できるか。
何が出来るのか、教訓から学ぶ事ってすごく多いと思います。
おぢや震災ミュージアムそなえ館では、
中越大震災の教訓を体験をいざという時のために学ぶ事ができます。
ちょっとした防災グッズも買う事が出来ます。
この機会にぜひ、行ってみてはいかがでしょうか?
なによりも、そなえ館は無料で入れるんです。
無料でここまで充実施設をみれるなんてラッキーですよ。
小千谷にお越しの際は行ってみてくださいね。
東日本大震災から5年 復興祈念企画展「忘れない」は、
おぢや震災ミュージアム そなえ館で3月21日(月・祝日)まで
開館時間は、午前9時〜午後5時まで。水曜日は休館日です。
詳しくは、おぢや震災ミュージアムそなえ館
電話0258−89−7480までお願いします。
そして・・・
FM新潟「おぢやファンファンCHANNEL」
小千谷市の情報発信する番組を2年させていただき。
小千谷市の皆さんから中越地震の時のお話を聞く機会も多いです。
目頭を熱くしながら、お話をしてくれる方。
当時の様子を知ってもらいたいと一生懸命自分達が生きた、過ごした様子をお話いただく方。
震災を経験したからこその防災意識の高さ。
そして、震災を経験して全国の皆さんの支援への感謝。
小千谷の方々と関わる中で、自然災害に対する意識の高さそして、経験した事を知ってもらいたい。
同じ思いをしている人に対して、すぐに助けにいく!!!という、助け合いの気持ち。行動力を知りました。
正直同じ新潟県に住んでいて、中越大震災は、燕市にいたので、直接的な被害もなく。
同じ県内で大変な事が起こっている。当時、私は20歳学生だったので何もできず
ただたTVで報道される現地の様子を見ているだけでした。
今は、こうやってメディアに関わらせていただく人間として。
そして、小千谷市の番組をさせていただいている以上は、中越大震災の話を聞かなきゃいけない。
でも、自分は経験をしていいないから、地震を経験した方の気持ちにはなれないし。
上っ面だけでの話はできないという葛藤がありました。
なら、知識だけでも。小千谷市の地震を経験した皆さんの声を届けられたら・・・。
私にはそのくらいしかできないので・・・。
『防災士』の資格をとりました。
頭でっかちだけにならないように、これからの小千谷の方の経験談を聞いて、なにか私に出来る事をしていきたいと思っています。
ひとまず、防災士として今出来る事は、「おぢや震災ミュージアムそなえ館」を知ってもらう事です。
ぜひ、家族で行ってみてくださいね。
お子さんでもとてもわかりやすく防災について学ぶ事ができますよ!!