中越大震災から10年。

先日10月23日で、中越大震災から10年を迎えました。

そんな日に少しでもお手伝いができた事に感謝です。

平成16年10月23日午後5時56分地震発生。

当時私は、専門学生で新潟市の学校から燕市の実家に帰る電車の中でした。
電車の揺れなのかな〜とおもいましたが、よくよく思うと寺尾駅に停車中。
おかしいと回りが騒ぎ初めて、もう電車は動かなくなり足止め。

すでにケータイ電話をみんなが持っている時でしたが、ケータイがつながらず
駅の公衆電話には列ができて、私なぜがその時テレフォンカードを持っていたんですよね〜。
公衆電話もテレフォンカードもめっきりみなくなりましたが、そういった災害の時には役に立つんだな〜って今思うと
そんな風に思いますが、家に電話して母に迎えに来てもらいました。

専門学校の友人が1人長岡の子がいて、家が半壊したので住めなくなったって
話は聞きましたが、その程度で、小千谷や長岡の被害はTVやラジオのニュースで知る程度でした。

もちろん学校は休み。

でも、何もできず。妙見の土砂崩れの男の子救出のニュースをみていました。

同じ県でこんな大変な事が起きているのに、なにもできない。
とはいえ、ボランティアなどに行く勇気もない・・・。

何もできない自分がいただけでした。

その年は、7.13水害があったりと新潟県では最悪な1年。

その後、ありがたい事に今のお仕事をさせていただき、そして今年。

縁あって、小千谷市の情報を発信する番組に携わさせていただき、
一般社団法人 小千谷青年会議所主催「結びの灯」という中越大震災復興・感謝の式典で
司会をさせていただきました。

震災に関する約10分のナレーションをさせていただき、写真のスライドショーでしたが、震災を実際に体験したわけでは
ありませんが、こんな状況の中今の小千谷にまで復帰してきた小千谷の方たちはすごいな・・・と
最後の今の元気になった小千谷の話の部分はうるうるしてしまいました。

そして、小千谷の元気を発信するためにAKB48の選抜15人が約1時間のライブをしてくださいました。

小さいお子さんから、大きな大人まで大盛り上がり!
あっという間の時間でした。

今回、震災関連の話を取り上げるにあたり、私は実際に震災を経験した当事者ではないので、
その方たちの気持ちにはとうていなれないし、知ったかもできない。
どんな展開にしていくか考えました。

辛い記憶かもですが、震災を経験されて方にお話しを伺い、もしもの時の備えの心構えについて
教えていただこう。という方向でお話をさせていただきました。

やはり実際、思いだしたくない記憶。
なんでもそうだけど嫌な記憶って忘れたいって思うでしょう?
っていうお話も伺いました。

そんな辛い震災の経験だけど、得たものがある。
改めて人の温かさを感じた事。地域の団結力が強まったこと。
繋がりの大切さ。備える事の大切さ。

小千谷の方は強いと思いました!
だから、10年たち今ともて元気な姿を見せてもらえてる気がします。

辛い記憶を思い出せてしまい申し訳ありません。
でも、みなさんのおかげで少しでも多くの方に災害に対する備える事の大切さが伝わったかと思います。
ありがとうございました。

私の役目は、そんな辛い思いもあるのに、町を元気に!人を元気に!しようとしている
小千谷の方たちの元気パワーを外に発信する事に、少しでも力になれる事をすることだと。

4月から小千谷市の番組をさせていただき、正直不安な部分はたくさんありました。
その震災の事もそう、体験していないし、傷みはわからない。って・・・

でも、小千谷の方々の温かさに日々触れている中でなんとかやっていけそう。
じゃ私に出来る事は?って考えた時にそうゆう役割なんじゃないかな〜って。
改めて、10月23日を迎えそんな風に思いました。

これからも、元気小千谷!!の発信の力になれるように頑張りたいと思います。

長くなってしまいましたが、「結びの灯」はじめ、今回10月23日の式典などでいろいろな方に
お世話になりました。ありがとうございました。

とても貴重な体験をさせていただきました。

ありがとうございました。