世界一古い電気機関車

キューバにも鉄道があるんです。ここにも歴史が・・・

サトウキビを運搬するため、1837年に導入された鉄道。
20世紀初頭に、アメリカの有名なチョコレートブランドのハーシー社が
ハバナ郊外にもっていた製糖工場とハバナやマタンサスを結ぶために
独自で敷いていました。
それが、革命後、国有化され、
以来、路線を伸ばして、貨客の運搬に利用されているようです。

カサブランカ駅がハーシー線の始発。

駅といっても道路上に線路があるだけ。踏切もない。
日常の道として、徒歩でも車でも横断し放題。

私の赤い観光タクシーと、
その向こうにガイドさんと、ドライバーさん。

そう、待ちぼうけなんです。電車が時間通りに来ない。
駅の近辺をうろうろ。

そこでもクラシックカーと素敵な洋館。

あっちもこっちも。
この辺りは非常にのどかです。街中の喧騒がほぼ無い。。

1時間待ってて、こないので、到着駅で食べるはずだった
ランチをここで食し・・・
食パンの間にチーズ、ハムがはさんであります。

ようやく来ました!
ものすごい音とともに!

めちゃめちゃレトロ!のろのろだけど走ってます!

うぉー、けっこう錆びてるぞ!扉も空いたまんま!

これがちょっとしたホームです。
まあ、電車との段差をないようにしただけかな。
ホームと電車の間は20cmくらい空いてたかな。

到着したのはいいんですけど、、、、
運転士さんが電車の上にのぼって、パンタグラフをいじりだした。

なんか、ネジをしめ直してる。
んーー、大丈夫?感電しないのか?!

乗り込んで走り出したら、車窓からはいい感じ〜。
窓の汚れも、外の景色に合ってるような・・・ちなみに時速は30キロくらい。

駅の数が多くて、次々に止まります。
途中乗ってきた小学生とお母さん。
知らない子供たち同士でも、電車はその距離を縮めてくれたみたいですね。

走ってる途中の出来事。
駅で人が待っているのに、通り過ぎる。
それを乗客が運転士に知らせる。
あら、そう、と運転士は電車を止めて、後進開始!
ホームに着いたら、さあ、乗って って!

日本じゃあり得ないね。

そして、好調に走り出した電車。時速50キロは出してたと思います。
突如、スピードが弱まり、ストップ。
何かトラブルとのこと。
乗客が持っていた大きなのこぎりのようなものを持って、運転席へ。
運転士と一緒になって、修理をして、再び出発!

よかった、動いて。でも大丈夫?

−−−

カサブランカ駅を出発してから1時間半後、無事にハーシー駅に着きました。
ドライバーさんは先回りして待っててくれました。

ハーシー駅は、製糖工場があったことから結構栄えた街のよう。
工場の跡地は残っていますが、今は仕事が少なくなって住民は減っているそうです。