中央大街にはレストランもいっぱい。
しかも全てヨーロッパ式の建物なので、より一層気分が高まります。
まずはロシア料理。
奥様が日本人というお店。なので、歌舞伎の絵も飾ってありました。
食事の前にまずはお酒。
白酒(バイチュウ)(左)にハルビン・ビール(右)。
白酒は・・・
アルコール度数は38度。かつての白酒は50度以上もあったので、これでも低くなったそう。
というのも、90年代頃から、嗜好の変化や海上輸送上の制限などが加わり、少しずつ低くなっていったとか。
「白酒」はオチョコ大のグラス(小酒杯)に入れて、グイッと飲むのが一般的。
宴席のときは、日本と同じく「乾杯」(ガンペイ)と言ってこの白酒を飲むことで始まります。
ただ、中国の「乾杯」には「飲み干す」という意味があり、
飲んだ後で杯を逆さにして飲み干したことを示す習慣があります。
飲み干さないといけない!というのにこの度数はきついです。
そして、中国のビールというと青島(チンタオ)ビールの方が知名度があるかもしれませんが
実はハルビン・ビールが中国で初めて作られたビール。
日本のビールに比べると薄い感じがする中国のビールですが、
その中でもハルビン・ビールは味わえる、と言われています。
で!食事!
なぜか普通のハンバーグに、ピロシキ(揚げてなくて焼いてる?)、サーモン(これはハルビンの市場でも大量に1本売りされてました)、ハルビンソーセージの輪切り。
ボルシチ(でもビーツが入ってなかった?!)、エビ壺(壺の中にフライドシュリンプとごろごろ野菜、ボルシチみたいなトマト風のスープ。これがかなり熱々で最高)、黒パンとイチゴジャム、ロールキャベツ、
ロシア料理とはいえ、中国風に多少アレンジされている感じでした。
この地の歴史が食事にも影響しているんですね。
そして、酢豚の原型といわれるメニューを出しているのがここ「老厨家」
水餃子も有名ですが、やっぱりここはこれ。
日本で知られている酢豚とは大きく違う見た目ですが
揚げた薄切り豚肉に甘酸っぱいタレがかかっていて美味しかったです。
お店の外には行列が出来ていて・・・なにかと思ったら
多くの地元の人たちがこのメニューをテイクアウトしていたんです。
棒に刺さったアメリカンドッグのようなもの↓はアイスの揚げ物。
しかも一番最初に出てきたので、ちょっとびっくり!
定番だそうです。
ハルビンの中華は東北料理というもの。
中華料理もエリアが違えば、味も違うんですよ。