1902年に開館した博物館。古代エジプトの発掘物が数十万点展示されています。
屋外のものもすべて本物。雨があまり降らないからって野ざらしとは!?
注目のツタンカーメン関連は2階にあります。
こちら↓は、ツタンカーメンの等身像。木製です。
黒が塗られているのは、「黒」が沃土の色で、豊穣・再生の象徴であったからとか。
結構高さもあり、173cm!
そして、あの黄金のマスクがあるのが、こちら↓。
ガラスの向こう、「オレンジ←」の先に輝いていました!
ツタンカーメンの玉座↓ひじ掛けは翼、脚はライオンをモチーフに。
こちらは、ハトシェプスト女王の頭部。
女王にしてファラオだったので、表情に笑みや優しい眼差しが感じられます。
ほかにもミイラも展示されています。
包んだ布にきれいに絵が施されたり、布地で文様が描かれていたり。
むき出しのミイラも勿論展示されています。
こちら↓は、ミイラを作るときの台座。多くの人がこの上でミイラになったとか。
奥でガイドさんが指をさしているところ、実は真っ黒です。血でそのような色に染まっているとのこと。敢えてその部分の写真は載せませんが、その黒さを磨いて磨いて、手前の方は黒さが抜けています。
ミイラを作るときには、内臓をカノボス容器に入れます。
これも↓そのひとつ。中には乾燥した内臓が!
ラーホテプとネフェルトの座像↓
写真はNGでしたが、この博物館には追加料金で入場できる「ミイラ展示室」が別にあります。そこにはラムセス2世のミイラなどもありました。
博物館の外にも様々な発掘物が展示されています。
ただ、エジプト考古学博物館は1902に開館し、老朽化が激しくなっています。
そのため、ギザのピラミッド近くに新たな博物館↓を現在建築中。このエジプト考古学博物館から少しずつ展示品を移設しているようです。これから展示品がどんどん移設されるようなので、早めに行った方がいいかも!当初2015年オープンと言われていましたが、まだまだ。ガイドさんの話では2028年ころかなとか。
そして、この新博物館には、日本政府も2006年以降約800億円以上借款で供与しています。JICAを通し、展示品の移設やその技術提供をしています。
さらに、発掘品自体の修復にも、日本の和紙が多く使われているとか。
なんだかちょっぴり鼻高々な気分。