ホルス神が生まれた「イシス神殿」
オシリス神の島、フィラエ島にあります。末期王朝時代からローマ支配時代に建てられた比較的新しい神殿。ただ、こちらもアスワンハイダムの建設で半分死没受胎にありましたが、ユネスコにより救済し、移設されました。
第2塔門。
列柱の上には、ハトホル女神の顔が彫られています。可愛い顔ですが耳が牛。雌牛の姿で表されることもある女神。
建設後入ってきたキリスト教徒が十字架を掘った跡も↓。
ここには何故か猫ちゃんがいっぱいいました。
ここは島なので、船で渡ります。
彼が乗った船の船頭さん。カメラ目線でピース。その向こうにはイシス神殿。
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続いては、「古代の石切り場」
これは、オベリスクを切り出そうとしていたところ、途中でひびが入ってしまい、そのままにされた切りかけのオベリスク。長さは42m、重さは1168トン。
なんという大きさ?!
このように一枚岩から切り出して、神殿の前まで運び、そして、建てる、ということを古代エジプト人は行っていた。相当な知恵と技が必要だったに違いない。当時の技術がわかる貴重な場所です。
先はちゃんと尖らせて切り取られています。うまく切り出せれば、相当なオベリスクになったそうです。