古王国時代に首都として数百年間繁栄した街がメンフィス。今ではちょっぴりさびれ、こじんまりした村のような感じ。
しかし、そこには数あるラムセス2世像の中でもきれいに残っている像があります。
メンフィス博物館。基本は屋外博物館ですが、唯一屋内にあるのが、そのラムセス2世像。
なんと15mもあるラムセス2世像。
残念ながら、足首などはおれてしまっていますが・・・
左足を前に出していますよね。これは『生きている』ポーズで、反対に『死んでいる』ポーズは足を揃えています。エジプトで見られる像には全てこの法則が当てはまるとか。
手の大きさ、よくわかりますよね。
紀元前3000年ごろに作られたものです!
屋外には立像もあります。もちろん、左足が前に出ています。大昔にこれだけの大きさの立像を作るには、様々な知識もあったよう。後ろに壁も作られていますが、首など、石が弱くなる部分はこの壁をもって崩れないようにしていたとか。
アラバスター製のスフィンクスも野ざらしで!ギザのピラミッドの隣にあるスフィンクスよりもきれいなままです。ちょっと小さい、とはいえ、これでも10mの大きさ!
まだまだこの周辺には土の中に眠っている遺跡が多くあり、発掘の真っ最中。次にいったときにはもっと展示物が増えているかも。
お土産物屋さんもカワフルでかわいい。