中世紀念堂でも衛兵交代式がありましたが
ここ忠烈祠の衛兵交代式は音が鳴ります。
その音のもとは、軍靴と地面の石畳の音、靴と靴が当たる音、
靴の底には鉄板でもついているのでしょうか。
さらに銃剣と石畳が当たる音。
その音も一糸乱れないのはほんとにすごい。
地面にある5本の線。
これが衛兵の通り道。
一糸乱れず毎回行進する中で自然とできたようです。
いよいよ衛兵交代式がはじまるよう。
足音を鳴らしてゆっくりと行進する5人。
息もピッタリで、表情一つ変えないで歩く姿、周りの空気までピンとします。
横で私が写真を撮っていようと何をしようと、乱れない行進!
手に持っている銃は6kgもあるそうな!
大殿前の台座に立っていた2名と交代。
2名の交代を終えて、入り口の2名の交代へ。
さてさて、ここ忠烈祠はどんな場所なのか。
政府が国家の祭典を行い、忠義の精神を表彰し、国のために殉難した烈士を
追悼するところ。1945年第二次世界大戦終戦後、植民地時代の日本の
神道信仰の痕跡をなくすため名称を「護国神社」から「忠烈祠」に改めたとか。
現在の忠烈祠は、1969年に故宮の大和殿を模して建設されたものだそうです。
大殿に入る前にある壁画には抗日戦争と杭州における革命が描かれています。
日本語での説明もあるので、どうせなら歴史もわかって入るといいかも。
忠烈祠では陸・空・海軍のいずれかの軍隊がいて、半年に一回交代するそう。
見分け方は制服の色。
陸軍は深緑、海軍は夏服:白、冬服:黒、空軍は青だそうですよ。
この時の制服は黒だったので、海軍だったようです。
◆忠烈祠:台北市北安路139号