ミトーのクチトンネル

ミトーのクチトンネルにやって来ました。

実演もしてくれます。

そして、自分も入っていることができます。
中はこの狭さ。私でも狭すぎる。
となると、アメリカ人は到底入れない。。。だから、そこを狙ったそうな。
そして、これは空気穴。まるでアリ塚のようですが。。。
地下トンネルにこのようなものがあるのは、どの映画でも見なかったような。
さらに、ガイドさんの話では、
当時アメリカ人は犬に匂いからベトナム人を探させてたそう。
なので、ベトナム人は、この空気穴から自分たちのにおいがするのを避けるため
アメリカ人の残した衣類などをこの空気穴に置き
カモフラージュしていたんだとか。
アメリカ軍の残した戦車もありました。
こちらは蝋人形。テーマパークによるあるアレです。
でも、この作業は何をしているかというと、
アメリカ軍が落とした不発弾を解体して、新たに爆弾を作ろうとしているところ。
んーー。こちら、動くんですけど、これを本当に人間がしていたことを想像すると
非常に怖かったです。
そんなことを考えながら、実際の地下トンネルの中へ。
20m、40m、80mのコースが体験できるそうで、
気温35度の空気が薄いトンネルの中を進みます。
ということで私は40mのコースを。
前の方についていかないと、途中で分かれ道があったときに迷います。。。
中腰で歩いて通り、ようやく出口。
光がまぶしかった。
ここで生活しながら、戦ってたんですよね。
そして、こちらはキッチン。
戦時下でも食べることは必要です。立派なかまどでした。
これも地下に作られています。
ここにも知恵が。
かまどで火をたくと煙がたちます。
それがそのまま上空に上がると、敵に見つかってしまいます。
その煙を逃がすためだけに横にトンネルが掘られ・・・
別の場所から煙を出す。
しかも、そのまま出すと、煙は上に上るので、地面に這うように出る工夫が。
これは今回初めて知りました。
戦争の裏側のひとつかもしれません。
考えさせられる場所です。