どのホテルにも、入口にはこのお3方の肖像画が飾られています。
バージュ・アル・アラブでは、一番左端のシェイクさんをお目にかかることができました。
そう、アフタヌーンティーをしていたら、旦那さまが「あれ、シェイクじゃない?」って。
ちょうどエスカレーターを下りていくところで・・・。
友人が追いかけたのですが、間に合わず。
ただ、なかなか会えない方だけに、ラッキー☆だったのかも。
以前、書きましたが
日本の真珠養殖技術のおかげで、ドバイの真珠業は衰退していまい・・・。
1950年ドバイの新首長となったシェイク・ラシッドは、石油採掘事業の基盤を整えて
1966年に石油が発掘された後、いつ無くなるか分からない石油資源に頼らなくてもいい
経済政策をとり、観光の街へ発展させた。
有名建築家のデザインした建築物を誘致したり、あらゆるものを免税にしたり、
打ち出される施策が、まるで会社のような運営だなと。
となると自然に疑問となるのが、何故にno taxで、国が運営できるのか。
福田一郎著「ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか 」(青春新書) (新書) によると、
まず免税にすることにより
諸外国から物資などが集まりやすい状況を作り、交流を生んで、発展させる。
法人税はないが
会社の場合、登録制をとっていて、1年ごとの更新時に手数料が必要になる。
しかも、会社の役員にかならずUAE人を雇用しなくてはならないという規則があり
それにより、必ず現地のUAE人の雇用を確保できる。
また、所得税はないが
外国人の永住権はなく、3年ごとの登録制で、これまた登録の更新時に手数料が必要。
さらに、登録するには収入源の情報まで必要で、暮らせない人が国に入ってこない
システムになっている。
円高ドル安、株暴落、石油下落が続く中、ドバイはどう発展していくのか。
クレーンが並んで工事中のビルが多数あるドバイを見てきただけに
日本の今後はもちろん、今後のドバイの動きも気になっている今日この頃。